足の裏の土踏まずが痛い原因と早く治す方法
土踏まずに電流の走るような痛みを感じたことがありませんか?
中には、朝の一歩から「ズキン」という方もいるようです。それは、意外と身近なことが原因かもしれません。
長く悩まされている方も、是非一度チェックしてみてください。
運動で足を使いすぎている
ランニングやウォーキング等で、極端に足を使った方は、足の裏を支える筋肉がオーバーワークで、足底腱膜炎になった可能性があります。
足底腱膜炎(足底筋膜炎)は、足の指の付け根からかかとにかけての腱膜が断裂し、炎症が起きる病気です。
対処法:「休養」が一番!
過度な運動で、足底腱膜炎になった方は、炎症が治まるまで、運動を控えることが、「最重要ポイント」です。
また、足底腱膜炎対策インソールも売っていますので、運動を開始するときには、使ってみるのも一つの方法ですそのまま続けると、長引くことになりますよ。
原因2:運動不足
加齢や運動不足により、足裏のアーチ高を維持する働きをする内在筋・外在筋・足底腱膜の筋力低下します。 アーチを支えきれなくなり、痛みが出る場合があります。
対処法:タオルギャザーで筋肉強化
筋力が低下した方は、足裏のアーチを作る筋肉を、強化することが大切です。
① 床にタオルをタテに敷き、前方に本を一冊置きます。
② タオルの手前を、足の指でたぐりり寄せます。本に足が着いたら、終了です。
毎日10~20セットを、繰り返します。最初は軽い本から始め、段々重くしていきます。
原因3:普段履いている靴
普段履いている靴が原因で、足底腱膜炎になることもあります。例えば、ハイヒール・ミュール・バックベルト・底の薄い靴・底の柔らか過ぎる靴等は、足に負担がかかる場合があります。
靴を見直して「足底腱膜ストレッチ」を!
しっかりとした底の靴でカカトを固定し、負担を減らすようにしましょう。足の疲れや痛みを和らげるヒールカップクッションを、使うのも良いと思います。
足にフィットした靴を履くのが基本ですが、ストレッチで足首の柔軟性を回復し、足底の負担を減らしましょう。
その足首の柔軟性を取り戻すため、まず「ふくらはぎ」と「すね」の筋肉を和らげます。
① ふくらはぎを伸ばす椅子の背に手をかけて、アキレス腱を伸ばします。
② 平目筋(ふくらはぎの深部の筋肉)を伸ばす。正座から片方の足を立て、足首を前に倒して体重を乗せます。
③ 前のすねを伸ばす。片方のつま先をたて、足を前に倒します。足首の前を伸ばす感じです。
④ 足底を伸ばす 座って、片方の足の指を上からわしづかみにし、指を反らします。
片方30~60秒ずつ、1日2・3回が目安ですが、痛みが出た場合は、すぐにやめてください。 タオルギャザーも足底腱膜ストレッチも、簡単なので続けられますね。
【まとめ】
ランニングフォームや歩き方が偏っていると、足に問題が出ることもあります。 そういうときは、スポーツ専門の整形外科で、理学療法士にチェックしてもらい、矯正に必要なメニューを組んでもらう方法があります。
また、股関節の歪みが原因で、土踏まずに痛みが出たときは、整体で骨盤の歪みを治すと、良くなる場合があります。
まれに、血液の異常・下肢の血管の病気・骨粗鬆症などで痛みが出る場合がありますので、内科・整形外科の検査を受けてみましょう。 まずは心当たりの方法を試して、長引く場合はそれぞれの専門医に相談して、こじらせないようにしてください。